昨年末、この春、小学生ママになる主婦ママ起業家として、一定の期間、新規募集を止めるという選択をしました。
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登園するのも、あと20回― この春の、私の選択 ― #1
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そして今、朝から蝉の声がにぎやかな夏休みを迎えています。
感情が大きく動き、さまざまな変化を感じたその後の日々を、3回にわたって綴っています。
(当時のメルマガでお届けしていた内容に、加筆して掲載していきます)
目次
ランドセル柄のハンカチ
1年前。
娘がウキウキとランドセルを選んでいる横で、「入学式の日に使おう」と思って買った、ランドセル柄のハンカチ。
そのハンカチを鞄に入れて、娘の入学式へ行きました。
幼稚園ママに悔いなし
幼稚園最後の数日は、娘を幼稚園に送る車内で、毎日のように涙をこらえていました。
卒園式の前日、ラジオから流れてきた、松任谷由実さんの「卒業写真」。
娘が、
「ねぇママ、この曲、なんか、今の感じにぴったりじゃない?」
なんて言ってきた時には、涙腺が崩壊しました。
そんな、朝から涙目になっていた私を見て、先生やママたちから、
「まだ早い、早い」
と笑われたりなんかして。
慌ただしい毎日の中では、そのまま通り過ぎてしまいそうな出来事や、娘の何げない言葉や表情、自分の中に湧いてくる気持ちを、本当に丁寧に味わえた気がします。
卒園式を終えた時には、
もう、幼稚園ママに悔いはない。
大げさではなく、そんなふうに思いました。
6年間続いた生活リズムの変化
だからでしょうか、どこか気が抜けた感覚もあり、黄色い幼稚園カバンから、黄色い小学生の帽子になった娘の姿をみて、これからの娘と私自身の日々にワクワクしたものの、すぐには走り出せませんでした。
入学後のいくつかの区切りを越え、娘の小学校生活が慣れてくると、私の毎日の時間の流れも大きく変わり、上の子の幼稚園生活から娘の卒園まで6年間続いてきた生活リズムが、一気に変わっていきました。そして、幼稚園の頃よりも一人で使える時間が増えたことで、これまで自分の中で優先順位が低かった興味や、「いつかやってみたい」と思っていたことが、自然と浮かび上がってきました。
いろいろな方向へ心が動き、少しふわふわと迷子になっていたように思います。
そんな日々の中で、今までと同じ形に戻るのか、違うことを始めるのか、いろいろな可能性を考えました。
それでも、なぜ働くのだろう
私は、働くことによって自分の存在意義を感じるタイプではありません。それは、以前からずっと感じていることです。
家事をして、家のどこかが少しきれいになれば嬉しいし、庭の植物の手入れを、黙々とする時間にも満たされます。たまに友人とランチをして、たくさん話して、家族と出かけたり、好きな映画や推しを楽しんだり。働いていなくても、日々の中に小さな幸せを感じる方だと思っています。
では、それでも私は、なぜ働くのだろう。
なぜ、起業なのだろう。
なぜ、この形での起業なのだろう。
時間ができて、いろいろな方向へ心が動いたことで、子ども達が登校した朝の静かなリビングで、そんなことを考えることもありました。
「起業の世界に向いていない」と感じる時もあります
正直に言えば、
「私は、この起業の世界に向いていないな」
と感じることもあります。
落ち込むというよりも、ふと、そう思う瞬間があるのです。
複数人での会話は、人の話を聞いて溢れてくる思考をその場で消化しきれないことが多くて、あまり得意ではないし(その場が嫌いなわけではないよ)、
発信も、いまだに「ちゃんと意図が伝わるように」と思うあまり、言葉に慎重になりすぎて時間がかかることがあります。
自分の価値観はあるのに、「誰かを傷つけてしまうかも」と臆病になることもあって。前に前に出たり、自分の考えを言い切ったりするのが、得意なタイプでもありません。
何度考えても、戻ってくるところ
それでも、何度考えても、戻ってくるところは結局、同じで。
私が働く理由。
家族で、日々や人生を豊かにしてくれる経験を、たくさん重ねたい。いろいろな場所へ行き、さまざまな人や考え方に触れたい。その中で、子どもたちも、自分が幸せに感じられるものを見つけられたら。
この世界は思っているよりも広くて、生き方や進む道は、自分で選んでいけるのだと実感してもらえたら。
そして、そんな経験をさせてあげられることや、その時間を一緒に味わえることに、私自身も喜びを感じたい。
だから、私は働くのだと思います。
そして、起業という働き方を選んでいるのは、あっという間に過ぎてしまうであろう、子どもたちが私を求めてくれている今を、できるだけ近くで感じていたいから。学校から帰ってくる子どもたちに「おかえり」と言いたいから。子どもの予定や体調に合わせて仕事を調整し、長期休みには、一緒に思いきり楽しみたいから。
時には、平日の昼間に推しの動画を見て、息を抜ける余白も持っていたいから。笑
そして、多くの人の感情や言葉を一度に受け取ると、その場では消化しきれないことも多い私だから、黙々と考えられる静かな環境で、一人ひとりと深く向き合いたいから。
自分が出会いたい人と、心から力になりたいと思う人のサポートをしたいから。
時間の自由を持ちながら、家族としたい経験を叶えるための収入も、諦めずに目指したい。
今、大切にしたいものと、仕事を通して得たいものを考えた時、そのどちらも大切にできるのが、私の場合は、やはりこの働き方なのです。
自分で選んだ道を、自分で好きでいられる
そして、もうひとつ。
「私たちは、一人ひとりの選択が尊重され、自分で選んだ道を、自分で好きでいられる。」
その考え方は、私が子どもたちに伝えたいことであり、仕事を通して関わる方にも感じてほしいことです。
自分のビジネスを通して、そんな社会につながる小さな力になれたらという思いもあります。
私は、起業の世界のすべてが好きだから、続けたいわけではありません。向いていないと感じることもあるし、苦手なことも、迷うこともあります。
それでも、この働き方だからこそ、大切なものをちゃんと大切にできる日々がある。自分の得意なことで、心から力になりたい人を支えられる。
だから私は、1人の時間が少しずつ増え、働き方の選択肢が広がってきた今も、私は、この起業の世界で、このスタイルで続けていきたいんだと改めて感じるようになりました。
これまでと同じ形ではなく
ただ、私が仕事のペースを落としている間にも、AIの流れはさらに大きくなっていました。その変化に触れる中で、これまでと同じ形でサービスを提供していくことには、少し違和感を覚えるようになりました。
一方で、これまで「したいけれど難しい」と思っていたことも、AIを活用することで実現できるのではないか。
そんな新しい可能性も感じ始めました。
