こんにちは!
自宅で起業した主婦ママさん専門の商品設計サポート
aruhi designの山内はるかです。
私も起業初期に5,000円の商品の値上げしようと苦労し、結局、価格を上げられなかった…という経験があります。
ただ、今考えると、どうして価格を上げられなかったのか、どんな考え方が間違っていたのかが理解できます。
そこで、本日はママ起業家である私がやってしまっていた価格を上げる時に間違った考え方をお伝えしていきますので、ぜひ反面教師的にこの記事をお役立てくださいね。
目次
ママ起業家の価格を上げる時の間違った考え方①商品そのものの単価アップを考えない
そうなんです。5,000円の商品を値上げしようとしていました。
でも、現行の商品にお得感のある何かをプラスαして5,000円以上にしようとしていました。
分かりやすい例で言うと、プチプレゼント付きで5,000円以上、といったことが挙げられますね。
ただ、振り返って考えると、まずはその商品そのものでも、本当に価格を上げられないのかという検討が必要でした。
本当に、5,000円の価値しかない?
お客様にどんなことを提供できている?
そこには、5,000円以上の価値が発生していない?
5,500円にできるんじゃない?
そんな「今のままの商品に焦点を当てて検討すること」が抜けていました。
勇気を持って、この商品の適切な価格はいくらだ、という検討もするべきだったなと思います。
値上げするのって怖いですよね。お客様の反応が気になります。
だから、ついつい「プラスα」から考えてしまいがちですが、まずは、今ある商品そのものに焦点を当てて、お金に対するブロックを外して価格を上げることはできないかという検討をまずはしてみましょう。
ママ起業家の価格を上げる時の間違った考え方②オプションばかり考える
当時の私の5,000円の商品はWebツール画像の制作でした。
その画像制作に、例えば以下のようなオプションをずらっと考えてみていました。
- 編集可能の場合はプラス〇〇円
- 納品時のレッスンを2回にしたらプラス〇〇円
- 〇〇とセットで依頼で〇〇円
- 使い方をレクチャーでプラス〇〇円
- Web集客の考え方レッスンでプラス〇〇円
もちろん、オプションに対して別料金をいただくことは何も間違っていません。
でも、オプションにすべきなのか、初めから商品に含んでいるべきなのか、そもそもオプションの内容が求められることなのか、を考えることが抜けていました。
ただ単に、自分ができることをオプションにして、オプションに対する報酬で、総じてなんとかして価格を上げられないかと考えてしまっていたのです。
- 提供する方のお悩みはどこにあるのか?
- その方はどうなりたいと思っているのか?
- 叶えるために「どこからスタート」して「どこまでフォロー」することが必要なのか。
- 何を含み、どう付加価値をつくっていくのか?それがいくらになるのか?
そういった考え方を取り入れてみましょう。
ママ起業家の価格を上げる時の間違った考え方③フロント商品に「集客」も「売上」も求める
当時の私は、「フロントエンド商品・バックエンド商品」の言葉の説明まではなんとなく理解できていたのですが、バック商品は「売上の軸」「利益」をつくっていくという考え方が自分の中にしっかり落ちていなかったのです。
価格を上げようとしていた5,000円の商品は私のフロント商品でした。
この商品をより適切な価格に値上げしたいという気持ちの他に、自分のビジネスの売上を上げたいという気持ちがありました。
そして、売上を上げていきたいのに、「売上の軸」となるバック商品へのテコ入れや、どうしたらフロント商品を受けてくださった方がもっとバック商品を受けてくださるようになるかを考えずに、どちらかというと低価格帯でお客様が来てくれやすそうな、目先の5,000円の「フロント商品」の値上げで理想の売上に少しでも近づこうとしていたのです。
本来ならば、大まかにですが
売上目標を達成したいとき
〇〇円のバック商品に●件ご購入いただき売上目標を達成
バック商品に来ていただけるように、集客を目的としたフロント商品を用意する
という順番で考えます。
けれど、当時の私は無意識のうちに、フロント商品に「売上をつくる」「集客する」の2つの役割を持たせ、どっちも叶えようと難しく考えて、結果価格を上げることができずにいました。
単に商品そのものの価格設定が安いと感じているのならば、その商品に「適切な価格」を設定し、
自分のビジネス全体の売上を上げたい場合は、「バック商品」にテコ入れし「売上の軸」をつくることをおすすめします。
ママ起業家の価格を上げる時の間違った考え方|まとめ
ここまでで、過去に私が価格を上げられなかった時の、間違った考え方をお伝えしてきました。
値上げって本当にセンシティブですよね。即決できるような問題ではないです。
「価格を上げる」「今のままの価格でいく」どちらも正解・不正解ではありません。
私も、当時は結局価格は変えませんでしたが、その商品をお客様に提供することは大好きでしたし、その時はその時で楽しくお仕事をさせていただいていました。
でも主婦ママ起業家として幸せに、心にゆとりを持ってお仕事していくために「向き合うべき」時もくるかもしれません。
もしご自身の商品の価格への違和感が大きくなり、見直したいけどどうしたら良いか分からないという時は、ぜひこの記事を参考にして頂けたらと思います。
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