商品設計サポートをしていると、このようなお声をいただくことがあります。
特に対面のサロンワークやレッスンをされている自宅起業の主婦ママさんからが多いです。
この記事では、そのようなお悩みをクリアするために、私がクライアントさんにお伝えしている内容をご紹介していきます。
目次
なぜサービス提供に追われる主婦ママ起業家さんが高単価商品を作りたいのか?
お客様にサービスを提供をした分だけ稼働時間が比例して増えてしまっていて、お客様に頼られるのは嬉しいけれど、家族時間や自分時間ももっと大切にしたい。
このままのペースでサービス提供をしていく体力、気力、自信がないけれど、家族のライフステージに合わせて働いていきたい。
だから、「稼働時間を抑えたまま(減らして)、なんとかして売上をあげられないか?」
サロンワークやレッスンなどの自宅起業で集客も安定してくると、そのような気持ちが出てきます。
売上を上げるための選択肢は2つ
では売上をあげるにはどうしたら良いのでしょうか?
そもそも、売上は次の公式で成り立っています。
売上=客数×客単価
なので、売上を上げるには
ポイント
- 客数を増やす
- 客単価を上げる
この二つのパターンです。
ただ、現状がサービス対応に追われている方ですと、これ以上客数を増やすことは現実的ではなく、自然と客単価を上げられないか?
という選択に行き着くわけです。
客単価の代表的な上げ方3つ
では、どのように客単価を上げるのか。
大きく分けて3つに分けられます。
- 今のサービスを値上げする
- 今のサービスを組み合わせて単価の高いセット商品を作る
- 新しい単価の高いオリジナル商品を作る
1の場合は懸念点は、対面サービス故に、単価を大きく上げにくいということです。
なので、少々の値上げはできても、理想の売上にまで持っていくのは難しいようです。
2の場合ですが、単価は上げることはできても、稼働時間が減らないという可能性が大きいです。
稼働時間に疲弊しているのに、その問題は解決されません。
そこで有力となるのが3の新しい単価の高い商品を作るという選択肢です。
これまでの自分の経験を生かした「講座」のような商品を作ることで、稼働時間を抑えながら、売上をあげることが可能になります。
このような流れで、サービス提供に追われている主婦ママ起業家さんが、高単価商品持ちたいとなるわけです。
サービスに追われる主婦ママ起業家さんが商品づくりを諦めてしまう理由
ただ、いざ高単価商品を作ろうと意気込んでも、なかなかそれを実現できないという現実があります。
その原因が「時間がない」です。
「時間に追われているから、新しい商品をつくり、余裕を持ちたいのに、その商品を作る時間すらない」という冒頭のジレンマです。
「時間がない」から解放されるための商品を作りたいのに「作る時間」や「新しい商品を提供する時間」すらイメージが持てずにモチベーションが下がって、結局諦めてしまうという事態ですね。
サービス提供に追われる主婦ママ起業家さんは定休日をつくりましょう
けれど、そのままにしておくと、今感じている「限界」が本当に「限界を超えて」しまいます。
そこで私がおすすめしていることが、
ということです。
サロンワークやレッスンなどに追われている主婦ママ起業さんで多いケースが、全てお客様のご都合に合わせ、既にご予約が入っていない箇所を全て予約OKにしてしまうということ。
けれど、そうではなく、あらかじめ予約を入れない定休日を作り、その他のお日にちからお客様の都合の良い日を選んでもらいましょう。お客様も〇〇さんは定休日と心づもりができるようになれば、自然と他の候補日を考えてくれるようになります。
お客様自信にもお客様の予定がない日に予約を入れるではなく、まずは、予約日を確保してスケジュールしてもらう位のお気持ちで、自分のサロンに来てくださる日の優先順位を上げてもらうことも意識しましょう^^
…と言っても、いきなり定休日を作ることはハードルが高い、という方もいらっしゃると思います。
そこで、定休日を作るための手順を説明していきますね!
今の稼働時間とお客様の状況、売上を確認する
まずは、次のことを丁寧に確認して書き出してみましょう。数字が必要な箇所は、数字で把握してくださいね。
チェックポイント
- 週何日働いている?
- 1日何時間働いている?
- 週・月のご予約数は?
- 何曜日のご予約が多い?少ない?
- 特定の曜日をご希望されるお客様はどんな方?
- 売上は?
以上のことを確認していく中で、まずは自分がどういう状況にあるか客観的に理解できます。それと同時に、何曜日は意外とご予約を希望される方が少ない、何曜日は外せないなどのお客様の傾向ももちろん見えてきます。
理想の状態を確認する
次にどのようになりたいのかを、こちらも具体的に考えていきましょう。
チェックポイント
- 週何日働きたい?どのくらい減らしたいのか?
- 減らした日で何をしたいのか?
- どうして、減らした日でそれをしたいのか?
- 最終的には、売上をどこまで持っていきたいのか?
- それはどうしてか?
具体的な数字はもちろんですが、どうしてなのか?どんな日々を送りたいからなのか?といった感情や背景なども必ず書き出してみましょう。
具体的に定休日を考える
ここまで考えてこれましたら、まずは、どこか定休日になれそうな所を見つけてみましょう。
ご予約の入りが遅い曜日や、予約曜日に縛りがないお客様が多いことなでにも気が付きませんか?
もう既に数ヶ月先まで予約が埋まっているという場合もあるかもしれません。その場合は、何ヶ月先からなら定休日を作れそうかを考えてみましょう。
何ヶ月先から、などでしたらお客様も心づもりができそうですよね。
それでも、定休日を作ることに心がざわつく時は、
- 書き出した自分の理想に立ち戻り、その理想を跳ね除けてまでも、ご予約をその日に入れる必要があるのか?
- 今まで良好な関係を築いてきたお客様が、定休日をきっかけに本当に離れてしまうか?
- 離れてしまいそうなお客様を今後もずっとサポートしていきたいか?
このような事を自分に投げかけてみてください。
長期的なスケジュールのイメージを持つことでモチベーションが保たれる
定休日や定休日導入する時期のイメージがついてきたら、商品設計や商品リリースまでの期間も合わせて考えていきましょう。
定休日を取り入れらる時期が物理的に遠ければ、その期間は多くのお客様と接する環境の中で、お客様にはどんなニーズがあるんだろう、どんなニーズにはお応えできるだろうとリサーチの期間としても良いですよね。
今の忙しい現実が急に変わることはありません。
でも、一つづつ変えていくことで、確実に変わります。
そして、この先の実現可能な長期的なスケジュール感を持てるだけでも、商品設計へのモチベーションが保たれます。
お客様に囲まれているあなたは、これまでたくさんの努力をして、お客様に向き合ってこられた方です。
そんなあなただからこそ作れる商品がきっとあります。
ぜひ、まずは定休日をつくることからスタートしてみてくださいね。